2013年9月17日火曜日

アリゴとは?

初めまして。
このブログでは、チーズに関するいろいろな事を発信していくつもりなのである。
チーズ料理、イヴェント、チーズに関する新商品、もちろんチーズのウンチクや、
製造方法などについても綴って行こうと思っている。
乞うご期待。

さて、9月になると、食べ物に関するいろいろな新商品が出て、なかなか面白い。
その中で、注目したのが、モスバーガーの「ドミグラスソース アリゴ添え」。
テレビでコマーシャルをしているが、「アリゴって何」「詳しくはお店で」なんてやっている。そこで、アリゴの説明をしてしまおうというわけだ。

「アリゴ(l'Aligot)」は、ほぼフランスの真ん中にある、オーヴェルニュという地方の郷土料理である。マッシュポテトと、この地方産のライオール(le laguiole)と云うチーズ—ちなみにこの地方で有名なナイフは、同じ綴りだが、ラギョールと発音する—の熟成していない若い物を練り合わせて、餅みたいにしたもの。
私も5月にフランスのオーヴェルニュ、クレルモンフェランで食べた。
この写真は、そのときの物である。


もちもちしているが、とろとろではない。
お餅に似ているが、少しつぶつぶも入っている。しかし結構のびるのだ。
味は、割に淡白だが、付け合わせ(アリゴの方が付け合わせか?)のソーセージの味が濃いので、ちょうど良いあんばいだった。
ただ、クレルモンフェランの市場では、既に造った物をパックで売っている。
おそらく、このレストランで出てきた物もそうだろうと推測した。
と云うのは、ずいぶん前だが、パリの農業祭で、できたてを食べたときは、もう少し風味がよかったからである。

モスバーガーのドミグラスソースアリゴ添えは食べていないが、食感がやさしいので、存外いけるかもしれない。
そう思ったら、何だか作ってみたくなった。
ライオールのトム・フレッシュ(トムはチーズの意)は、簡単に手に入らないから、どうしようか・・・
次回は、アリゴの工程奮戦記になるやも・・・

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