うちのベランダからも、黄色がかった、それこそ「盆のような」月がにょっぽり出ていた。そういえば、今日の新聞に「秋の夜 お月見しながら ”フロマージュ”」って、一面広告が出ていたっけ。でも、まだ、完全なまん丸じゃないそうな。
閑話休題。
一昨日のアリゴの続き。
うちでアリゴを作るために、作り方を調べたら、本(フランスの料理本とチーズの本)で4つ、インターネットで3つ見つけた。
ほぼ作り方は同じ。
ただ、アリゴはもともとオーブラックの郷土料理だから、aveyron.com の作り方を尊重する事にした。
材料は、ジャガイモ、トム・フレッシュ、生クリーム(フランスだとクレーム・フレッシュという発酵クリームを使う)、ニンニク、塩、こしょう。
料理本だと、バターを入れているところもある。チーズを加えるから、いらないと思うが、こってりさせたければ、加えてもいいだろう。
さて、問題は、チーズである。
オーブラックは、前にも書いたように、ライオールの産地である。と云う事は、トム・フレッシュは、必然的にライオールのトム・フレッシュという事になるが、これは手に入れるのが難しい。料理本の中には、カンタルのトムでもよいと書いてあるのも見かけたが、カンタルは、少し地域がずれている。
ウィキペディアでは、アリゴは、20世紀後半にオーヴェルニュ全体からパリにまで広がったとあるから、カンタルのトム・フレッシュを使ってもよいのかもしれない。
しかし、ライオールの原乳は、オーブラック牛か、シメンタル・フランセーズ(コンテもこの牛乳を使ってよい)と決まっているから、このほうが本式だろう。
しかし日本では、手に入らないと考えた方がよい。
そこで、代替え品になってしまうが、ステッペン(ドイツ・モザレラともいう)はどうかと考える。ピザ用によく使われるから、糸引きはよいはず。
ジャガイモも、aveyron.com では、フリットによく使うというbintje という種類のジャガイモを使う事になっている。男爵より、メークインのほうがよいかもしれない。
クレーム・フレッシュはほぼ無理だが、サワークリームより生クリームがよいだろう。
そんなこんなで、後は実行あるのみ。
ステッペンが手に入らなければ、また考える事にしよう。
計画実行は、明日か、明後日。
どうなる事やら・・・
右側の白い塊がライオールのトム・フレッシュ |
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