2013年12月17日火曜日

チーズプラトー:チーズを食べてみたい人編

クリスマスになると、チーズが売れる。
ワインと一緒に楽しむ人が増えて、洋風のしゃれたつまみとして定着しつつあるのだろう。今回は、クリスマスにチーズを食べてみたい人向けに、食べやすいチーズプラトーの提案である。食べてみたいけど、まだよく解らない、買ってみて美味しくなかったらどうしよう、という方達の道しるべになればいいと思っている。

筆者が今日作成したプラトー。
一番上のカップ入りがブルサン・チャイブ、時計回りに、ドライフルーツのイチジク、赤いチーズがミモレット、隣の四角い白いチーズがバラカ、その横がピエダングロワ、斜め上がコンテ。コンテ横の黒いのは、干しぶどう。

これでは、何のチーズかよくわからないと思うので、一つずつご紹介しよう。

ブルサンチャイブ。
ブルサンチャイブ:フランス産のクリームチーズ。人気のチーズで、ニンニク入り、チャイブ入り、胡椒入り、ブルーチーズ入り、イチジク・レーズン入り、等がある。パンやクラッカーに塗って食べると、美味。ニンニク入りは、ソースとして、料理等にも使える。

ミモレット18ヶ月熟成
ミモレット:これは、18ヶ月熟成。他にも、6ヶ月、12ヶ月などがある。赤い色が特徴。なぜか、男性に人気がある。カラスミに味が似ているので、吟醸酒などともよくあう。18ヶ月などの固いものは、一晩冷蔵庫から出しておいてから切ると簡単。

バラカ。
バラカ:馬蹄型をした、カマンベールににたチーズ。馬蹄形は、フランスで幸運を呼ぶと言われている。ただし、筆者はフランスで見た事がない。どうやら、輸出用のチーズらしい。原乳にクリームを添加しているので、食べやすいがかなり高脂肪。チーズ全体から見て、43%の脂肪分である。パンやクラッカーにのせて食べると美味。フルーティーな白ワインとどうぞ。

ピエダングロワ。右斜め下の赤い封蠟が目印。
ピエダングロワ:カマンベールと間違えそうな色と形だが、分類はウォッシュになる。ウォッシュには珍しく、高脂肪で、チーズ100g中の脂肪分は、31%。普通のウォッシュが23%前後だから、バラカほどではないが、高脂肪である。根強いファンがいるチーズの一つ。パッケージが頻繁に変わっているが、赤い封蠟を模した印がこのチーズの特徴である。そのまま食べても、パンやクラッカーにのせても美味しい。軽めの赤ワインとよく合う。

コンテ。
コンテ:スイスとの国境に近い、フランシュ・コンテ地方のチーズ。原型は、40Kgほどもある、大きな山のチーズである。フランス人が大好きなチーズの一つで、パリのスーパーマーケットでもパック入りをよく見かける。長期熟成したものは、中にアミノ酸の結晶が出来て、コクが増してくる。パンにのせるより、そのまま食べた方が美味。辛口の白ワインか、シェリーがよくあう。

今回のチーズは、すべてフランス産。ブルサンがカルディ、その他は成城石井で購入した。

チーズプラトーを作るときは、ドライフルーツを添えると見栄えもよいし、箸休めのようになっていい。今回のプラトーは、だいたい1200円くらいで出来た。
この時期は、チーズの専門店で、チーズの盛り合わせを売っている事も多いが、こんな風に自分で組み合わせてみるのも楽しい。

次回は、マニアックチーズ・プラトーを作ってみようかな?

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