2013年12月20日金曜日

チーズプラトー:チーズ大好き人間編

筆者はチーズ大好き人間である。
チーズの会社に勤めていたときは、社販でパカパカ買っていたが、辞めた後はなかなか買えない。
高いのである。
家族がチーズ好きなので、それに便乗して買っている。禁断症状が出ているくらいなのだが、このブログのために(と言い訳しながら)、好きなチーズを買いあさった。
現在、冷蔵庫と熟成庫がチーズでいっぱいである。

嬉しい。

さて、チーズ好きの方のためのプラトー、どんなものが出来たか、ご覧に入れよう。

チーズ好きのためのプラトー
一番上は、干しぶどうとイチジク。時計回りに、ナポレオン10-12ヶ月熟成、ル・メロワ・ブラン(ヤギのチーズ)、エポワス、パルミジャーノ・レッジャーノ36ヶ月熟成、ロックフォール。お皿はバスク地方の特産品。

それぞれのチーズを説明しよう。

ナポレオン10-12ヶ月熟成
ナポレオン10-12ヶ月熟成:2011年にMOF(Meilleur Ouvrier de France:フランス最高職人)を勝ち取った、ドミニク・ブーシェ氏が手がけたチーズ。MOFは、シュバリエと違い、厳しい試験を突破しなければならない(シュバリエは認定)。氏が試験を受けた2011年、最終審査に残ったのは9人。合格したのは、たったの2人だった。
同じバスク地方のオッソ・イラティに似たチーズだが、こちらは彼のオリジナルなので、AOPは持っていない。羊乳特有のほろっとした食感は、脂肪分の高さによるもの。最後に残るふわっとした甘みが、羊乳チーズである事を示している。販売員の男性にウィスキーにあうと云われたが、むしろ産地の近いボルドーの赤ワインに合いそう。筆者なら、メルローかな。スリーズ・ノワール(黒いサクランボ)のジャムと合わせると美味しい。


ル・メロワ・ブラン
ル・メロワ・ブラン:筆者も初めて見るチーズ。フランスでは、ヤギのチーズをいたる所で作っていて、AOPなどを取得したもの以外は、よくわからない。名前のない、ただの"ヤギのチーズ"なんてのもあるくらいだ。
完全形はひし形だったが、半分に切ってもらった。エチケット(ラベル)を貰わなかったので、産地もわからないが、比較的状態が良かった。ただ、12月はヤギのチーズの時期ではない。5-6月頃が、一番美味しい時期だろう。筆者は、ヤギチーズ大好き人間。来年の5、6月、手に入れる事が出来れば面白い。


エポワス(ベルトー社)
エポワス:ブルゴーニュの有名なウォッシュチーズ。マール・ド・ブルゴーニュというブランデーの一種で表面を拭って仕上げる。このチーズはラクティックなので、うまく熟成すると、スプーンですくえるほど柔らかくなる。ただし、そういう風に熟成させるのは難しいが・・・
今回のチーズは、ベルトー社のもの。一時廃れかけたというエポワスを見事に復活させた立役者である。他のメーカーもあるし、一軒だけフェルミエ(農家製)もあるのだが、日本では、ベルトーのものが多いようである。
ウォッシュなので、冬によく売れるが、フランスでも値の張るこのチーズ、日本だと高嶺の花だ。筆者も大好きなのだが、クリスマスくらいしか、買えない。


パルミジャーノ・レッジャーノ36ヶ月熟成
パルミジャーノ・レッジャーノ36ヶ月熟成:世界的に有名な、イタリアのチーズ。本当の名前は、パルミジャーノ・レッジャーノだが、アメリカ読みのパルメザンでも有名(ちなみにフランスではパルメザンと言っている)。最低でも1年の熟成が必要で、巷によく出回っているものは、2年ものが多い。これはたまたま見つけた3年もの。以前、高島屋のペックで4年ものを見つけた事があるが、3年以上のものは専門店以外ではあまり見かけない。家族もチーズ好きで、レッジャーノの安いものを買って帰ったら、ブーイングが出たので、罪滅ぼし。
アミノ酸の塊があり、食べるとコリコリした食感がたまらない。バルサミコ酢をかけると美味しいそうだが、筆者はまだやった事がない。塩気がしっかりついているので、キャンティあたりのイタリアワインがよく合う。このチーズは、全部食べられる。ワックスなんぞ使っていない皮も料理に使えるのだ。シチューやカレー、スープなど、煮込む料理の時に一緒に煮込むと、出汁にもなるし、とろとろになって美味!


ロックフォール
ロックフォール:ブルーチーズの王様とも言える、フランスのチーズ。シャルルマーニュ大帝時代に既に存在していたと云われる、古いチーズで、ロックフォール・シュル・スールゾン村で熟成させたものしか、この名を名乗れない。イタリアのゴルゴンゾラ、イギリスのスティルトンとともに世界3大ブルーチーズとも言われ(日本でしか通用しない言い回し)、日本でもファンが多い。
羊乳製なので、白い生地をしている。また、他のチーズと違って、カビの入り方が、丸くて大きい。これはある乳酸菌の力によるもの。
脂肪分がやや高いので、コクがあり、ねっとりとした口当たり。青カビは塩分を好むため、塩気も強くしてあるが、羊乳特有の後味の甘さがたまらない。
ウチの家族は、そのまま切って食べてしまうが、筆者はバゲットの薄切りにのせて食べるのが好きである。気分によって、蜂蜜もかける。
筆者がロックフォール村に行ったのはずいぶん前だが、ロックフォールの熟成庫が圧巻だった。ロックフォールのサイトのURLをつけておこう。工場だが、作っているところのヴィデオも見られる。
http://www.roquefort.fr/actualites/decouvrir/le-fromage/

今回のチーズの購入先は、
ナポレオン、ル・メロワ・ブランは立川ルミネのチーズ王国、エポワス、パルミジャーノ・レッジャーノ36ヶ月、ロックフォールは立川ルミネの成城石井である。

皆さんが、自分の好きなチーズを見つけられる事を祈って。

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