2013年11月7日木曜日

日本のチーズ

ずいぶんと寒くなって、木枯らしが吹いたところもあったそうだ。

ブログアドレスのカスタマイズや、コンピューターの環境整備などで、20日間ほどブログを書けなかった。まだまだ整備が整っているとは云えないので、また、書く間隔があいてしまうかもしれない。うまく続けていくのは、難しいものである。

さて、10月30日に、このブログでも紹介した、"All Japan ナチュラルチーズコンテスト"をちらっと見てきた。
横浜の会場

"ちらっと"ではなく、もう少しじっくり見るつもりだったのだが、フランスから来た友人との約束が入り、早々に会場を後にする事になってしまった。そのうえ、"Japan Milk Collection 2013"の会場で、公開であるはずの最終審査を見る事ができなかったので、つまらなかったせいもある。だから、コンテストの表彰式も見なかった。
感想を云えば、"期待したほどではなく、やはり日本のチーズはこうなるのだな"。
会場には、チーズだけではなく、牛乳やヨーグルトなど他の乳製品も沢山あったので、これですべての日本のチーズを批評する事はできない。しかし、相変わらず同じだなと感じた。作っているチーズは、ほとんどが白カビ、と云うより、"カマンベールタイプ"とセミハードの"ゴーダタイプ"。両方とも日本で人気のあるチーズだから、理解できるのだが、ほとんど同じような製品が並んでいる。世界には、いろいろなチーズがあるのに!
わりと名の知れた生産者がいくつか出店していたが、彼らのいい点は、やはりうまい工夫をしている事だと思う。カマンベールやゴーダだけにこだわらずに、独自のチーズを作ろうという努力が見えるのだ。しかし、個人的な感想だが、まだまだレベルの問題がある。

TPPによって、オーストラリアやニュージーランドの安いチーズが入ってきたら、どう対処するのか。また、EUも関税撤廃を求めていると聞く。フランスや、イタリアのチーズが安く出回る事になったら、日本のチーズ生産者は、どのように対応したらいいのか。
"日本のチーズが高くて、美味しくない"と云うスレッドをインターネットで見た事がある。半分納得し、そして悔しかった。
日本の生産者は、いい原乳を使っているのは確かだが、技術が整っていないように思える。おそらく、工場の作り方で作っているからだろう。惜しい。

今回の会場で、一つ注目したのが、"東京牛乳"。
東京には、まだ酪農家が残っていて、協同乳業がこれを集めて飲料乳を作っている。筆者もヨーグルトを作るとき、この牛乳を使っている。地元産だから。
これでチーズが作れたらいいなと思っている。
着ぐるみを着ていたお兄さん

もし、このブログを見ている方の中で、チーズを作りたいと考えている方がいらっしゃったら、いつでも連絡をください。

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