2014年5月30日金曜日

チーズとお酒

日本酒が好きである。
ワイン(赤、白)とバーボンも好きである。
残念ながら、ワインのロゼは、飲めない。なぜかと言うと、体質に合わないらしく?飲むといつもげろげろするか、翌日、二日酔いになる。

日本酒も純米酒でないと、二日酔いするし、ワインもアラビアガムが入っているものは二日酔いするので飲まない事にしている。
若いときは、二日酔いした事もなかったのに、年だわい、と思う。

さて、チーズを食べるときは、お酒やワインがお供になる。
一人暮らししていた頃は、休みの前日は必ず「チーズ、ワインあるいはお酒、サラダに、パン」という夕飯になった。
これが、結構面白くて、楽しみながら実験していた感がある。

ある夜の食事。
こういう風に食事をしていたら、コンピュータにワインをこぼしてしまい、壊してしまった・・・

いろいろ試した結果、チーズは、基本的に白ワインに合うと考えるようになった。
フランスだと、チーズなら、白ワインでしょ、と言われた事もあるし、ワイン屋さんで、コンテにあう赤ワインをくれと言ったら、コンテなら、白だから、この白にしなさいと薦められた事もある。

実は、筆者は以前、チーズには軽めの赤ワインが合うのではないかと思っていたのである。
いろんな組み合わせを試した結果、今では、白ワインの方があうと思っているのだが。

パリのギャラリー・ラファイエットで見た、チーズセット。
美味しそうな、いいセットだ。

こちらは、パリのスーパーで買った、山羊系セット。
白ワインがよく合いそう。

白ワインに合う、と思うようになった理由は、いくつかのウォッシュを赤ワインと食べると、生臭くなるという経験をしたからである。
原因は、解らない。
チーズの個体によるのかもしれないし、ワインのセパージュやヴィンテージによるのかもしれない。いつもそうなるわけではないから・・・

しかし、白ワイン、シャルドネで作っているワインは、ウォッシュにも合う。
全然生臭くない。
だから、チーズに合う万能選手として、シャルドネがいいと思っている。

そして、日本酒。
これがまた、チーズに合うのだ。

一度、広島のお酒、賀茂鶴の樽酒でチーズを試した事がある。
当時住んでいた場所の近所に、割といいお酒屋さんがあって、このお酒を四斗樽で仕入れて売っていたのだ。
一応、日本酒に合うと言われているミモレット18か月熟成と甘口だからブルーがよかろうと、ブルー・デ・コース、他にもいくつか買って帰った。

面白い結果になった。
ブルー・デ・コース以外、全滅。

樽酒の強い木の香りに、チーズが負けて、味がなくなった。
日本酒にあうと言われている、ミモレットも味が解らなくなった。
ブルー・デ・コースのみ、見事にマッチして、美味しさが倍増したのである。
ロックフォールでもいいかもしれないが、羊のチーズだと、後味に残る甘さがどうなるか・・・

ミモレットだと、純米酒より、すっきりした辛口のお酒が合うように思う。
コンテも、コクのある長期熟成タイプは、純米酒にあう。
ブルー以外の柔らかいタイプは日本酒と試した事がないので解らないが、ウォッシュ系は、日本酒によく合いそうである。

マルキというデンマーク(だったと思う)のウォッシュがあるのだが、これは少し魚臭い。日本酒に合いそうなので、今度試そうかと思っているが、この頃あまり見かけない。
コンテの産地、ジュラ特産のヴァン・ジョーヌ(le vin jaune)はシェリー酒に味がよく似ているので、コンテはシェリー酒にもよくあう。

今は、こんな感じで食べている。ワイングラスじゃないし、チーズもそのままざくざく切って食べる。
おおざっぱな性格が、よく出てますな。

実家にいると、家族の好みの赤ワインばかりで、食べるチーズも決まってくる。
いろいろなチーズが食べたくて、欲求不満だ。
そろそろ生酒が出る季節かな?
よし、生酒とチーズもあわせてみよう!

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